2008年7月11日(金)
レポート:t吉 今夜のダイスは決して良い目が出たとは言えない。 それはすごろくで『2マス戻る』に止まった様な、 大して悪くないけど微妙に残念な感覚。 その理由の全ては、森重だ。 場所はお馴染みの渋谷La.mama。 開演間際に行くと、La.mamaの前は混雑しています。 マティも落ち着かなくてなんだと思っていたら、 2日通し券と1日券の入場順を巡って混乱している様子。 結局、平行入場となりました。 入場してからはお世話になってる方より 大変興味深い話を沢山聞いて僕は興奮ぎみ。 開演時間までアッと言う間に過ごせました。 そして定刻より少々押して Tumbling Dice が流れ出して漸くスタート。 僕はこの夜が来るまで71日待ちわびていたのでした。 Set List を。 ~~~ ウラとオモテ WANDERING LUSH RAGTIME ROLLAPALOZA まっぴらさ(新曲。題名に自信無し) 世界はまだ俺を待っている いびつな宝石 ハレルヤ O.K(FULL NOISE) 無い物ねだりに星に手を伸ばして 非常ベルが鳴り止まねぇ(題名に自信無し) 真白な闇の中 壊れかけちゃいないかい? 悪くない風に身を任せて(題名に自信無し) GOTTA GET OUT encore 1 夜が終わる頃に 気分次第で encore 2 SO SAD ~~~ 大島: いびつな宝石が良かった。 効果的なスネアのアクセントに、タムの個性的な入り。 安定感とはちょっと違う気もしますが、 独特な表現をするドラマーですね。僕は好み。 あと、森重よりハレルヤは大島が書いたと紹介。 うん!どんどん森重と宗仁以外の人が曲を書いて欲しい。 その多様性がプロディの色になる。 JAMES: RAGTIME ROLLAPALOZA の間奏?だったかな、 突然頭をとってリズムを刻みだす。 このアレンジは初めてだったので思わず「おぉ!」って言っちゃいました。 けど、無茶苦茶カッコ良かったです。 正直僕には大好き以上ほぼ神のベーシストが二人もいるから、 そこには(個人的に)及ばないんだけど少しだけ顔出してきた JAMES の存在感は好きだなぁ。 Jimmy: GOTTA GET OUT が良かった。 同行人は盛んに Jimmy の色気を僕に説明するけど、 そんなのは女性だけが感じるモノではありません。 あの Guiter のちょっぴり清清しい妖しさは野郎にだって判ります。 ツインギター故に光るオブリの妙。 宗仁にはもったいないアシスト役だ。 宗仁: 今まで見てきた宗仁の中でも一番だったかもしれない。 髪型も初期のSHSの様で滅茶苦茶カッコ良い。サングラスを外す前までだけど。 しかし、演奏は流石に練習してるようだし、 周りのサポートに支えられ、馬子にも衣装(?)って感じで聞き惚れちゃいました。 中でも特筆は SO SAD。 この曲は自身の内面を深く表現した森重の曲だと思っていましたが、 今夜の演奏を聞いて実は宗仁の曲なんだと知りました。 もちろん曲そのものではなく、あくまで演奏に関してだけなんですが、 宗仁は本当に幸せだし、幸せだと知っている気もしました。 森重: 今夜メンバーの中で、ただ一つ赤い目を出していたのは森重でした。 多くは語りませんが曲が全然自分の中に取り込まれていませんでした。 歌詞は譜面台を見っぱなし、それにごく僅かですが 数回見せたカラオケのガイドラインに頼るような歌い方。 2度のリハしか出来ていなくても、お金をとるのなら理由にはなりません。 ましてやここに集まってくるようなお客様達は、森重はもっと凄い ってか、雲の上にいるようなシンガーだって誰でも知っているのだ。 プロディを続けていくつもりなら是非改善して欲しい。 ただし、アンコールの夜が終わる頃に、気分次第で、SO SAD は素晴らしかった。 中でも、夜が終わる頃には Bass が入って初めて(?) 聞いたのでちょっと変な感じもしたけど、 この一曲だけで全てを忘れてしまう程、素晴らしかったです。 だから返す返すも惜しいのだ。プロディにはもっともっと森重が必要だ。 ~~~ 色々書きましたが、傍から見て勝負を諦めるには彼等は本当にもったいない。 個人だか大人だか、どんな事情があるかは知らないけど (ファンだからちょっと知っていますが)、 この道からドロップする気が無いならプロディは賭け続けるしかない。 それこそダイスなら、何回だって転がせるのだから。 #
by simakitisimakiti
| 2008-07-12 00:34
| THE PRODIGAL SONS
2008年6月29日(日)
レポート:n吉 久しぶりのZIGGYタグの記事。先日、宗仁のゲスト出演があった、渋谷La.mamaで拾ってきたネタ。と言っても、私が見つけたのではなく、お友達発見のものです(笑)。ありがとう(謝)。 La.mamaの壁に貼ってあったものから激写!こんなのがあったなんて知らなかった・・・。来月にはTHE PRODIGAL SONSのライブがLa.mamaであるから、そのときにでもぜひぜひ、チェックしてみて~。 #
by simakitisimakiti
| 2008-06-29 17:49
| ZIGGY
2008年6月26日(木)
レポート:n吉 約1ヶ月ぶりのJET LAG MAKERS。月イチペースが基本なのだろうか。さて、JET LAG MAKERSのライブを楽しみにしていたら、 なんと対バンのROSE PINK CADYのゲストに松尾宗仁が!ちょっとしたサプライズでスタート。 いつもは開演に間に合うくらいに会場に向かうのだけど、宗仁ゲストとあっては混みあうかも!と開場時刻前に駆け込む・・・が、会場外閑散・・・。宗仁効果はそれほどでもないのだろうか・・・? ということで、事前に告知のあったとおり、トップはJET LAG MAKERS。希望の場所で見ることが出来た。引き続きベースのサポートは曽我っち。 まずは、いきなり新曲から。なぜかサポートベースの曽我っちも新曲のアイディアを持ってリハしたとブログに書いてあったが、今回はかなり曽我っちの音が前に出来ている気がする。もちろん、この曲に曽我っちのネタが採用されているかは全く不明だが、ベースの存在感は圧倒的に増している。 間にはSob indian、Long way homeと、ゆったりめの曲も挟んだけど、全体的にはノリの良い曲を中心の構成。そして本日のプチ・サプライズは・・・またまた、Money honeyのボーカルがドラムのYUJIに!と言っても、これを見るのは既に2度目なので、意外感はなかったけど。その他にはアレンジの違いとか変わったバージョンとか、特に目立ったとこはなかった気がする。とは言っても安定の選曲でファン的には盛り上がり! それよりも一番気になったのは、曽我っちのベース。前回まではCDに沿った演奏って感じで、曽我っちのオリジナル感はないんだろうな・・・と思っていた。ところが、昨日の演奏、これまでと違ってたよね・・・??ベースとか全然詳しくないから、ちょっと自信がないんだけど、演奏が今までと変わってる!絶対変わってるはず!!と感じたのだ。サポートながら益々存在感を増していく曽我っち。ちょっと気になる。 本来のメンバーは・・・YUJIのドラム、だんだん良くなってる気がする。HIDEKIは髪が短くなってた!寝てたらこんなに短くなってた、とか言ってたけど^^?パフォーマンスはちょっとおとなし目だったかな?HIDEKI、Onochinのギターともいつもの感じで安定感あり。 Get highで後半戦盛り上がったところで、「いつもならここで終わるとこだけど」とHIDEKI。これまでは大人の事情で出来なかった曲ってことでINNOCENT SKY。 JET LAG MAKERSに大人の事情って何?!って感じではあるけれど、この曲、ライブでは初演奏かな?anagoでやったことがあるのかな? 個人的に聞くのは初。どっちかって言うと、最後は盛り上がって終わるほうが好きなんだけど、この日はこの曲にじっくり聞き入る時間が充実できた。ということで、9曲もやったのに・・・あっという間にライブ終了。次回はまた約1ヶ月後か。 2番手はBenny Q.Jack。紅孔雀って名前の時に見たことがあるはず。と思ったら、JET LAG MAKERSの初ライブの時だった。 そしてラストがこの日のイベントの企画でもあるROSE PINK CADY。見るのは3度目。最初の時は、石井ちゃんが入ってるバンドとして見てたんだけど、今となっては、なんで石井ちゃんが入っていたのか?という疑問が湧いてくるほど、石井ちゃんとはイメージが違うバンド。 ギターの狂平はかつてDEVILSというバンドでJimmy(五十嵐公彦)と一緒にやって人。あとはボーカルの圭介がツートップかな。ベースが一成。で、なぜかドラムに原田ケンヤが・・・。あとで調べたら知らぬ間にROSE PINK CADYの正式メンバーになっていた。原田ケンヤはJET LAG MAKERSのサポートドラムを何回かやっていて、けっこう好きだったのだ。そして後でのお楽しみはゲストの宗仁。狂平のバンドでTHE PRODIGAL SONS でも一緒の宗仁が来るとなれば、後ろではJimmyも見に来ている! 狂平と圭介、オトナな感じで色っぽい!歌、演奏、パフォーマンスとも余裕の貫禄。音については、聞くたびに改めて見直し。THE EASY WOLKERSからストーンズの香りをたくさーーん、削った感じかな? さて、本編がサラッと終わってアンコール。ここでゲストに宗仁登場!!ROSE PINK CADYというバンド名は宗仁命名で、今回ROSE PINK CADYの初のデモCD発売ってことで、宗仁がお祝いに駆けつけたのだ。 宗仁は白のパンツと白のシャツ、黒っぽいジャケットにサングラスでいつもの宗仁テイスト!演奏はストーンズの「Start Me Up」。宗仁節炸裂!やっぱり好きなジャンルだけあって、演奏にも安心感がある。 演奏が終わると、次の曲までの楽器のセッティングの合間にちょっとお話。狂平が宗仁のギターについて「やっぱりうまいなぁ~」と感心の声。や、「うまい」ってほめ言葉もちょっとアレな気がするけど^^; 宗仁は照れて、「お前がいうとうそ臭いからやめて」なんて言ってたけど、狂平は宗仁のことを「尊敬してるから」って。ここで、なぜか会場から笑いが。狂平は「ここ、笑うとこじゃないよ」と。 宗仁からのコメントは・・・狂平と同じステージに立つのは15年ぶりかな、それとケンヤとは17年ぶりかな?別のバンドで。 え、原田ケンヤともつながりがあったの?!と驚き。 あとは、来月のTHE PRODIGAL SONSの告知も。「行くよ~」と言ってみたけど、既にチケットを買ってる人じゃなくて、新しい顧客(?)を開拓したかったみたい^^;チケット、ソールドアウトしてないみたいだし、バンマスですしね。 そして、もう1曲はROSE PINK CADYのオリジナル。「ノーバディノース」って言ってたかな。最後にギターのアレンジっぽい演奏もあって終了!狂平が宗仁を立ててくれたから、ROSE PINK CADYファンにとってはちょっと不満かな?って気もしたけど、他のバンドでの宗仁の演奏って初めてみたし、あまり機会もないから、楽しかった。 毎度毎度、宗仁のギターについてはマイナス意見を聞くけど、全然ヤバくなかったよ。っていうのも変だけど、味のあるセッションだった! さて、今日からはTHE PRODIGAL SONSモードにシフトして来月を迎えよう! もちろん、来月のJET LAG MAKERSイベントも楽しみ! JET LAG MAKERSセットリスト New song Disco Over work Sob indian Long way home Money honey FREE Get high INNOCENT SKY #
by simakitisimakiti
| 2008-06-27 18:41
| JET LAG MAKERS
2008年6月20日(金)
レポート:n吉 神乃森(森重樹一、神田和幸)、高木フトシ、 Sparrows(Ryu&Jimmy)from THE EASY WALKERS 。このところの個人的ブームな出演者が目白押しのライブ。 何回も行ったことのあるライブハウスLa.mamaだけど、この日は噂に聞いてた初の椅子席。早々のSOLD OUTだったのは、椅子席のために元々売り出し枚数が少なかったせいかもしれない。当日券も若干出たもようでスタート。 スタートは初ライブというTHE EASY WALKERSのボーカル、ギターコンビでSparrows。全く予備知識がなかったのだが、ストーンズとエルトン・ジョンのカバーのほかは日本語歌詞の歌で、THE EASY WALKERSの曲?って感じ(オリジナル曲、知らないんだけど)。オープニングのピンクっぽいライトが似合う甘く妖艶なステージ。個人的にはJimmyのギターを楽しみにしてたんだけど、ステージはRyuのものって感じだった。前に見たTHE EASY WALKERSのライブより、全面的にRyuが引き立ってる。ちょっと残念ではあったけれど、これはこれで、十分に楽しめる時間だった。 MCでは、Jimmyが「バーで演奏する雰囲気って言ってたのに誰も飲んでないじゃないか」。そんなJimmyはビールを飲みつつ演奏。これから「フトシ君とか樹一が控えていて、場を暖めなくちゃいけないのに、冷え切らせてどうするんだよ」と余裕の発言も。しかし、ちょっと指が痛む様子だった。 2番手は高木フトシ。波音の入ったSEから、セッティングの流れでそのままスタート。まずは「SLIDE」から。今回は人気あるメンバーの中での対バンということで、ソロワンマンライブよりは、観客との濃度が薄まった状態でスタート。途中新曲などをはさんだ中盤の演奏まで、観客の心をつかみきれてないかな、という印象を持った。しかし、「この2曲はどうしてもやりたかった」ということで「帰る場所」「So」で、一気に高木フトシワールドを作りあげていく。全身全霊を傾けて歌っている姿勢がダイレクトに伝わってくる。しかし、聞くほうもそれに飲み込まれるのではなく、対峙しなくてはならない強さを感じる。 ラストはややクールダウンして空の糸。あっという間の印象だったが、やはり高木フトシの世界だった。 MCでは「今日は大好きな森重さんと一緒で嬉しいです」。そして「戸城憲夫に今朝、遊びに来いってメールしたら、ツアーのバスの中だ!と言われた」。ダスボングッズの「扇子と箸を送るから住所教えろと」。某パチンコで、扇子とキセルが重要アイテムらしくて、箸はキセルの代わり?戸城からは「この良さが分かるのはお前だけだ」と言われたとか。ダスボングッズの扇子と箸を買えば、フトシとおそろいのはず^^。 そしてトリが神乃森。二人の間に置かれたテーブルにはこの日発売のグッズであるブラックウィスキーのボトルが2本置かれる。森重はフリンジの付いたデニムと、神乃森サイトでもおなじみの、長いスカーフを結んだ海賊帽。神ちゃんはスーツ?袖がかたっぽ取れてたけど。 神乃森のライブは2度目。普段見慣れない森重がギターを弾く姿は問答無用に「萌える」~!! 最初の曲はSIONの「SIREN」というアルバムから。2曲目が森重と神ちゃんとの間で何度も出てくる村上氏の曲ということで「アスファルト」。「しばらく歌うことが出来なかったけど、来月20日が彼の命日ということで、いいかな」、と。 途中、全曲を覚えていないんだけど、印象に残ったもの。6月1日のインストアイベントで神ちゃんがギターを間違えてしまった曲のリベンジで「Don't Rain on My Heart」。イベントの時にはこの曲はこれからもライブでやることはないだろう、と言っていたが、「前回はたいぶ変わったアレンジになっちゃったから」「神ちゃんがどうしても悔しくて」再演ということになったそうだ。 そして、話の流れから恐らくOasisの曲。題名を言っていたのだけど知らない曲で聞き取れなかった。森重からは「前にも言ったけど、ストーンズでもミックよりキースの歌っている曲が好きで、これもギターの兄ちゃんのほうが歌っている曲」ということ。今回の神乃森、見所満載なのだけど、個人的にはこの曲での森重の表現が一番心に残った。カヴァーだと歌詞の内容や曲自体からのメッセージが少なくなるせいなのか、オリジナルのときよりも、歌だけのパワーは増す気がする。 (追記:曲名は「Don't look back in Anger」、鍵コメさんの情報より) インストアイベントでも演奏の「Wild Horses」。これも味のある曲で、聴かせてくれる。 「色々なことをやりたくて去年ZIGGYを休止させたけど、少なくとも俺が作った曲については、違うバンドでも、(俺の曲として)歌っていいよな」というMCで会場がどよめくと、なんと演奏はZIGGYの「ONE NIGHT STAND」!これは意表をつかれた意外曲。会場はヒートアップ。続けてラストはZIGGYの「6月はRAINY BLUES」。アコースティックの演奏にはやはりこちらのほうがはまるかな。 途中のMCでは、メンバー紹介^^。森重が「ギターの神田和幸!」と言えば、神ちゃんが「メインギターの森重樹一!」と。森重はやや苦笑いで「ギターの早弾きでもやるかな。中学の時は出来たんだけどね」って意外のコメント。 一旦メンバーがはけたあと、アンコール。神ちゃんと森重がスタンバイしたあと、「せっかくJimmyが来てるから」ということで、Jimmyもステージに呼び込まれる。森重がかぶっている海賊帽がJimmyにすごく似合うらしい!ということで、Jimmyにかぶらせると・・・まんま海賊って感じ。森重は「戸城とキャラがかぶるって言われてたんだよ」と。え、それは過去のこと?今のイメージだと戸城と同じキャラとは思えないんだけど。昔馴染みの色んなメンバーとのセッションがあると、なんだか、意外な話をいくつも聞ける気がする。 さて、3人での曲はThe Rolling Stonesのアルバム「Steel Wheels」から「Slipping Away」。やっぱりキースの歌が好きってことで、キースのボーカル曲。と言っても、ストーンズのコピーじゃなくて、ストーンズをカヴァーしたバンドの更にカヴァーってことで。 個人的にはストーンズの曲は知ってるんだけど、その間のストーンズのカヴァーってところを知らないので、ストーンズの歌よりはかなり軽いイメージ。キースよりは森重のほうが格段に歌がうまいけどね、キースリスペクトは宗仁の専売特許じゃないんだね。しかし、この「Slipping Away」は良かった!個人的にはこの日の2番目曲。そしてこの日の中では一番Jimmyらしい演奏を聴けたように感じた。そう、ギターの甘さが歌に更に良い色をつけてくれるのかもしれない。 と言うことで、盛りだくさん、3時間半のイベントもあっという間に終了。改めて、高木フトシは良かった、神乃森は良かった。共にこれからの活動が楽しみだ。 #
by simakitisimakiti
| 2008-06-22 18:05
| 森重樹一
2008年6月20日(金)
レポート:t吉 歌の、稲妻の様な激しさ。 詩の、霧雨の様な優しさ。 セルバンテスの紡ぐ言葉の様に、 批判精神をメタファーで覆い隠そうとしているけど、 高木フトシには所詮無理な話だ。 全身から発せられるその理想の匂い。 馬鹿な旅だと知りながらその匂いに抗えない僕達は、 痩せた馬を牽く、夢見がちな従者だ。 場所はおなじみ渋谷La.mama。 この日は(も)定退ダッシュを決めるべく、 以前より調整、根回し、泣き落としを思う存分に発揮。 仕事中はソワソワしちゃったけど、退社時間には霞の様にフェードアウトを決めます。 この仕事から華麗に逃げさる僕のテクニック。凄すぎます^^; 開場して下手側に席を確保。 (ご一緒させて頂いた皆様ありがとうございました。) 極力行かなくて済む様に気をつけていたのですが、 一組目の Sparrows が終わった後、我慢できずにトイレへ。 長蛇の列に並んでいたら、「高木フトシです」との挨拶の後に、 SLIDE が始まっちゃいました;_; 途中の何曲かは知らなかったし、 演奏云々、声の状態などは割愛したいと思います。 その代わり MC をいくつか紹介します。 ・戸城憲夫と言う男がいる。今日森重さんと演るので、遊びに来てとメールしたら ツアーのバス移動中との事。戸城曰く「ふざけんな^^」 ・その戸城がツアーグッズの扇子と箸をくれるとの事。 このセンスの良さを判るのはお前(高木)だけ。 パチンコの花の慶次を知っている人には堪らないらしいです。 ・La.mama は火事の直後に来たら凄い状態だった。 灰の匂い?焦げ臭くて。今はすっかり良くなって。 ただ、トイレは相変わらず臭いです。なんとかしてマティ。 ~~~ 高木フトシに触れたこの感覚を、表す言葉を僕は知りません。 感動したとか、震えが来たとかそんなんじゃ全然違うのです。 でも、 歌の、日蝕の様な激しさ。 詩の、綿雪の様な優しさ。 僕は初めて知った様に思います。 そして高木フトシは詠います。 怨嗟や絶望に満ちた世の中だけど、 この世界には希望だってある事を。 それは風車に戦いを挑む、愚かな愚かな騎士の所業。 だけど決して理想を諦めない、高木フトシと言うドン・キホーテの 祈りだ。 #
by simakitisimakiti
| 2008-06-22 15:04
| 高木フトシ
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