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ZIGGY 『ZIGGY TOUR2010』 (12/17 東京 Zepp TOKYO)おまけ版
2010年12月17日(金)

レポート:t吉

速報版で、Silent Eveを待ちながら、Jealousy、STAY GOLD(演奏順)、
この3曲に『2010、ZIGGY』が集約されるのでは? と、書きました。
本日はおまけ版として少々補足したいと思います。

まずは皆様も良くご存知だと思いますが、簡単におさらいです。
(演奏順とは逆にRelease順に並べます。)

STAY GOLD : Release Date 94.6.27 森重、戸城
Jealousy : Release Date 95.3.29 森重、戸城、JOE(録音に初参加)
Silent Eveを待ちながら : Release Date 96.12.2 森重、戸城、JOE

上記の通り、森重、戸城の二人体制移行後の、
商業的にはある意味一番成功していた時期の曲ですね。

共通点は

・比較的曲調がポップス、または歌謡曲的である。
・オリジナルメンバーのギタリストがいない。

が、挙げられると思います。
それを『2010、ZIGGY』が演ると、こうなっていました。

・おいちゃん趣味満開のハードなアレンジ。
 しかし、4ピーズでキッチリ収まるシンプルさ。
・それ故、より引き立つギターソロ。

まとめると、カトウタロウのメタル的なギターサウンドが
あり得ないほど(笑っちゃうほど)、キッチリ嵌まっていた(そして素晴らしかった)。
と、感じました。

……


ここからは僕なりの考察を…と、思って書き出したのですが、
月並みな、そして陳腐な想像が際限も無く拡散して行ってしまったので、
全て削除。代わりに簡単ではありますが各曲の感想を。

STAY GOLD:
僕がZIGGYを再び追いかけるキッカケとなったビデオ
(ZIGGY DEBUT 15th ANNIVERSARY LIVE)で、初めてちゃんと聞きました。
感動したなぁ~。
あれから何度もライブで聴いたけど、
その度に繰り返される『懐メロ』発言には、ちょっと苦笑。
けど、今回『2010、ZIGGY』の STAY GOLD は全くの別物です。
前述のビデオで見た時の感動以上の感慨を味わいました。

Jealousy:
ライブで聴くのは通算2度目。
1度目は忘れもしない、初めてZIGGYのライブに参加した
2004年の恵比寿リッキドルーム。
そこで、改めてZIGGYと言う最高のバンドに(再び)めぐり合っちゃって、
今の今まで来たのだけれど、それはまた別のお話。
あの時のギタリストの視線のおっかなさ(ホメ言葉)、
ベーシストの演奏の確かさ。今でも鮮明に覚えています。
ただ、この曲に関しては『2010、ZIGGY』も殆ど同じ印象です。
もちろん、ギターアレンジとか違っているはずなのですが、
その圧倒的な格好良さと言うのかな?感動は、きっと今回も一生
忘れないでしょう。

Silent Eveを待ちながら:
初めて聞きました。
陳腐な言い方しか出来ないけど、
生で聞けるとは想像もした事がありませんでした。
この気持ち、もう感動って言葉さえ違っちゃう気がします。
今回挙げている3曲のいずれもそうなのですが、特にこの曲は
(おいちゃんの当初の目論見とは違うかもしれないけど)
この4人(タロウがギター)となったことで得られた天佑だと思います。
素直に感謝。

~~~

MCでのJOE、森重の発言。おいちゃんの世田スポ(12/18 無事終了)での記述。
実は同行人はそれ以前から次回があると読んでいたのですが…
こりゃあ、ありますね?^^

メンバー、活動、そして楽曲の数々。
たった一度のライブにZIGGYと言う長い歴史の
どの部分にスポットを当てるにしたって
百家争鳴、議論百出するのは仕方が無い(?)と思います。
だって、ZIGGYって言うバンド自体が混沌と同意語なんですから(笑)
だから、今後も彼らが投げた球を(どんな球でも)ワンツー、ワンツーと
淡々に打ち返して行くだけだと考えています。
けど、その時の僕の顔は、きっと、、

恵比須顔(笑)
# by simakitisimakiti | 2010-12-19 16:34 | ZIGGY
ZIGGY 『ZIGGY TOUR2010』 (12/17 東京 Zepp TOKYO)通常版
2010年12月17日(金)

レポート:n吉

2010年期間限定ZIGGYツアーファイナル。一言で言うなら、ステージがキラキラしてた。ほんとはここにないはずのもの、みたいに。

ツアースタートのステージと観客とのちょっとちぐはぐした感じは完全になくなっていて、すごく良い感じでスタート。サポートのカトウタロウを含めて、メンバー同士のまとまり感もすごくアップしてる気がした。

白に近い金髪をストレートにした森重。前半、はおりものは変えたりしたけど、白のフリルのシャツと黒のパンツでそれが正装みたいにキマってて。ステージの上を端から端まで何度も歩き、柵との距離があるステージから、こっちへ乗り出してスマイル。あったかい気持ちが穏やかに観客とステージの間に流れている感じ、みんなが笑顔になる感じ。

おいちゃん、以前と同じくKENNY製作のあれこれの衣装。途中まで首にスカーフを巻いてたかな。MCで「静かな音楽は年を取ってからいくらでもやれるから、やれるうちは激しいのをやる」って。ベースを振り回したり、あれこれ、弾いてんだか弾いてないんだかよく分からないおいちゃんスタイル(笑)が楽しかったり。

JOEのドラムはやっぱりJOEらしい音がしたけど、ちょっと落ち着いてる印象だったかな?

中盤、「バラードの曲もみんな一緒に歌って欲しいんだ」と森重が言って「BURNIN’LOVE」。タロウちゃんのギターがすごくきれいなメロディを奏でて、そこにJOEのシンバルが華やかにきれいに重なって、やっぱり夢の世界みたいになってた。そしてお約束通りの合唱で、ね、すごく楽しかったよ。

ステージではおいちゃんとタロウちゃんがふざけて絡んだり、森重と同じ卯年、ひとまわり違いの(^^)タロウちゃんが肩を寄せ合ってたり、森重とおいちゃんの絡みは、もう同士って感じ。なんだか、いろんなことが全部良い方向に回っている感じ。

アンコール。おいちゃんが「このステッカーが目に入らぬか!」とステージ用の箱ティッシュに貼ってあるちっこいステッカーを観客に向けるんだけど、サイズが3~4センチくらい?見えないって(笑)!オジーオズボーンのステッカーをアピールしつつタロウちゃんのメタルギターに繋いでスタートしたり、ね。なんか、素直に楽しかった!

その後、ちょっと袖に入って、バラの花束を持って登場。赤いのと黄色(オレンジ)?十本ちょっとくらい。それを観客に1本ずつ投げてくる。わーい!ステージ端まで歩いて投げてたんだけど、おいちゃんサイドのファンの前には1本も投げないって、どういうこと~!!とにかく、バラを投げ(笑)「La Vie en Rose」!!これも大合唱で終了!

今日はキラキラステージに王道のZIGGYらしさをすごく感じることが出来た!ポップで華やかで毒はあんまりない、みたいな。映画の思い出の回想シーンみたく、すごく楽しいのに、少し悲しい気持ちがした。

でも・・・これで終わりじゃない?JOEがMCで「またやるかも」発言。ってことは、やるんだよね?きっと(笑)。
# by simakitisimakiti | 2010-12-18 20:20 | ZIGGY
ZIGGY 『ZIGGY TOUR2010』 (12/17 東京 Zepp TOKYO)速報版
2010年12月17日(金)

レポート:t吉

森重の言う『2010、ZIGGY』は、結局この日の中盤に演った、
Silent Eveを待ちながら、Jealousy、STAY GOLD、
この3曲に集約されると感じました。
ZIGGY 『ZIGGY TOUR2010』 (12/17 東京 Zepp TOKYO)速報版 _f0047481_1205685.jpg

また、赤坂よりもダスボンではなく、より強くZIGGYを感じました。
次も必ずこの面子で ”ある” と確信したこの夜、
こんなZIGGYなら、いつだって歓迎だ。
# by simakitisimakiti | 2010-12-18 01:21 | ZIGGY
GONDA(GRiP) 『アコースティックの中のロック VOL.12』(12/10新宿 Naked Loft)
2010年12月10日(金)

レポート:n吉

出演は3組。今日のライブは本物の本気のライブ。開放しすぎた心にずっしりと重くて、帰ってきた今は、ぐったりと疲れている。
GONDA(GRiP) 『アコースティックの中のロック VOL.12』(12/10新宿 Naked Loft)_f0047481_148720.jpg

トップは川畑アキラ。与論島で生まれ育って、2年半前までは東京にいて、今は再び沖縄在住。歌、そして時々三線。サポートのシゲちゃんがアコギと時々コーラスという編成。

三線持ってて、バリバリの沖縄系?と思ったら、意外にストレートなメッセージソング。目が強くて、歌がまっすぐ。潮風に吹かれてるような雰囲気で、弱った心にはヒリヒリしみる(笑)。どの曲も良かったけど、一番は東京から沖縄に帰る時の歌(題名失念)だったかな。サポートのシゲちゃんのアコギとコーラスもすごくきれいで良かった。

2番手、GONDAは飛ばして、ラストは踊ろうマチルダ。こんな名前だけど、ソロ。オーストラリアの古い歌「Walzting Matilda」からとったもので、マチルダは荷物のこと。「荷物と踊」というのは「放浪の旅をする」ことなんだって。髭にシルクハットに吊りズボン。その雰囲気にぴったりの独特の声とメロディ。このへん(東京?新宿?)に住んでるんだけど、今月は1週間くらいしかいなくて、あとは「踊ろうマチルダ」の通り、ツアーに回っているとか。1曲目は歌とアコーディオン。その後はアコギで。

歌の内容も、旅立ちとか、そういう雰囲気?アコーディオンとギターを抱えて歌いながら各地を回っている雰囲気が想像できてしまう(笑)。あなたの街にもきっと来る、移動は馬車で(←知ってる人は頷いてくれると思う^^)。

改めて、2番手、ゴンダタケシ。4日の新宿JAMのオールナイトライブがすごく素晴らしかったのだけど、今日を終えて見ると4日が前哨戦、今日が一層高めてきた本戦、そんな感じだった。

たくさん曲をやりたいんだ、ということで、やっぱり注文のビールもそこそこに(笑)、おしゃべりも殆どなしでの演奏。GANDA#05、#06の曲が中心の4日演奏の曲に「orion」「FLASH BACK」をプラスした選曲だったかな。

oneから優しくスタート。が、すぐにギターも歌も熱を帯びてくる。ギターはやっぱりいくつもの音が重層的に聞こえるバージョン。4日のときよりもっとたくさん、いろんな音が表情豊かに聞こえる。何か楽曲を聴いて、「歌詞に泣ける」ってことはよくあることかもしれないけど、そうじゃなくて、「ギターの音に泣ける」んだよ。なんかギターに秘密が仕込まれてるに違いない(笑)。

思いつくまま色々。

「風が知る、空が知る」は今日も中盤まで弦を弾かない奏法。また聞けて嬉しかった。

「足跡の列」は前回にも増してパワーアップ。最新のCDに入っている「ヒストリック・ライフ」もそうだけど、ドキドキする曲。

Naked Loftは道路側の壁がないので、外の音がダイレクトに入ってくる。それが曲に思わぬ効果をもたらしてくれて、それが好き、台無しになる時もあるけどな!とMCで。
今日はちょうど「FLASH BACK」の間奏に救急車(パトカー?)のサイレン。それもFLASH BACKの一部になって溶けていった。
曲間には山下達郎のクリスマス・イブが織り込まれて、クリスマスバージョンであるのも嬉しいおまけ。

「orion」はCDと少し歌詞が違ってるとこがあって、ちょっと違和感ある言い回しだから、歌い間違い?、聞き間違い?ってずっと思ってたんだけど、今日でもう3回、同じく聞こえるから、こういうふうになったのだろう。「12月の曲」、今の季節にぴったりの優しい曲。

ラストは「home」。これも優しい曲なんだけど、今日はとても輪郭がキリッとして聞こえたな。内向きじゃなくて、攻めの曲なのかな、と改めて思った。

3組ともまっすぐで熱くて。今日のタイトル通り、ロック。素敵な時間だった。

今日は「orion」が少し心に引っかかって、帰り道、空を見上げてみる。北の空には雲がかかっているけど、南天はきれいに晴れて、オリオン座がしっかり見える。星があまり見えない東京でも、冬の空にいつも見える星座。そうか、と。新しいイメージが浮かんだ。
# by simakitisimakiti | 2010-12-11 01:51 | special addition
大槻ケンヂとスラット
2010年12月7日(火)

レポート:n吉

12月4日の『新宿JAM Midnight 〈祝新宿JAM30周年vol.476〉』の際にもらったフライヤーの中に入っていたフリーペーパー「depOn 2010年12月号」。ライブの待ち時間に読んでたら、大槻ケンヂのインタビューになんかすごいこと、書いてある!
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デビュー当時のライブハウス事情なんかも面白いのだけど・・・
タスクが大槻ケンヂと話してみたいと言っており、大槻ケンヂもタスクと話してみたい、って両想い^^。

更に、今度大槻ケンヂと横関さん(THE SLUT BANKS)がセッションをやるとか。そのとき、大槻ケンヂがスラットの曲を歌うかもしれない、のだとか(笑)。

えー、何それー、な話!いつ、どこで~(笑)?
インタビュアーさん、タスクがめちゃくちゃ喜ぶはずだって^^。


追記:n吉(2010年12月8日)

鍵コメさんより情報いただき、この大槻ケンヂがSLUTを歌うセッションは既に終了したとのことです。失礼しました!
曲は「デビルモンキースパナ」だったとか。ちょっと聞きたかった感じ(笑)。
# by simakitisimakiti | 2010-12-07 23:26 | THE SLUT BANKS